この報告は、年に一度更新してますが、今年もあっという間に年が明けてしまいました・・・
  こんなズボラな報告に付き合って下さる方、本当にありがとうございます。
  では2006年の主な演奏活動と、その他いろいろについて。 <2007年(H19年)1月記>

  2006年 目次  下線付きのタイトルをクリックするとそこへ飛びます

2006年の主な演奏活動
          まほら伊那市民大学
          ウリアナ古筝リサイタル・あざみ創刊60周年記念祝賀会
          鳴Mei 横笛の会
          第37回 楽しいサロン
          大和市産業人表彰式
          常楽寺
          鯉沼廣行 横笛の会 幻の笛
          月かぐら 〜笛と太鼓のコンサート〜
2006年 そのほかのいろいろ。
          御畳瀬ひもの祭り
          発表会いろいろ
          川島町の伊草獅子舞と、川越的場の獅子頭
追悼:沼田曜一先生


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  2006年の主な演奏活動

 「まほら伊那市民大学」 1月27日(金)14:00〜
        
伊那市生涯学習センター内のホールで「横笛の調べ」コンサート。
         プログラム:出逢い     大野利可作曲
                日本の歌メドレー 〜さくら・まりと殿様・ふるさと・雪・荒城の月〜
                宮城長持唄  宮城民謡
                江戸子守唄  日本古謡
                獅子       能楽古典
                春のゆくへ   大野利可作曲
         ※ 唱歌(しょうが)についてのお話などまじえつつ、皆さんに少々体験もしていただきました。


 「ウリアナ古筝リサイタル」 6月18日(日)14:00〜 トッパンホール
         お友達のウリアナさんのリサイタルに協力しました。
         彼女のCDでも共演させていただいた、「櫻の物語」「ガダ・メーリン回想曲」「荒城の月」、
         それから、あちこちでよく演奏する機会のある「茶摘舞曲」をご一緒しました。
         この時の共演はほかに、ハーモニカの斎藤寿孝氏、パーカッションの馬場高望氏。

         ウリアナさんは内モンゴル出身の美人で実力も備えた古筝奏者です。
         日本に留学以来、東京でがんばっています。私はいつも、偉いな〜と、感心してます。
         自分だったら他所の国でこんなにがんばれるかしら・・と。
         彼女からはいつもいろいろな意味で刺激をもらっていて感謝!です。

 「あざみ」創刊60周年記念祝賀会 10月29日(日) ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル
         ここでも、ウリアナさんと比較的ゆっくりと一緒に演奏する機会をいただきました。
         主宰の河野薫様ほか、関係の皆様ありがとうございました。



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 「鳴Mei 横笛の会」 7月8日(土)16:00〜 平塚神社(北区)
         来て下さるお客様ひとりひとりのお顔が見える会をしたいと思って会場を探していたところ、
         ご紹介いただいたのがこちらの場所でした。 
         初めは自分ひとりでのんびりとした会をやってみようかと思ったのですが、
         薩摩琵琶奏者の中村鶴城氏に一曲ゲスト出演していただけることになりました。
         共演させていただいた曲は伴谷晃二作曲「笛と琵琶のための”行”」。
        
         年に一度、自分の好き勝手をやる小さなコンサートを続けてきましたが、
         徹子の部屋?のように毎回スペシャルなゲストをお迎えする・・という企画も面白いかも・・
         などとも思ってしまいました・・


私の大学と笛と子育ての先輩である金子弘美さんとご一緒する機会も何度かありました。以下。

 「第37回楽しいサロン」 7月9日(日)19:20〜 茨城県北のタウン誌びばじょいふる編集長桂木なおこ氏主催
         場所は、としまや 月浜の湯という旅館で、野口雨情の生家の真ん前。
         おいしいお料理もいただきました。主催者の作ってくださったプログラムがまた素敵でした。

 大和市産業人表彰式にて 記念イベント「篠笛演奏会」 約1時間のコンサート。11月22日(水)15:00〜
         随分前に大和市で演奏させていただいた時のことを覚えていてくださって、お声がけいただきました

 常楽寺(新宿・牛込柳町)御会式・開基報恩会の中で約90分間の演奏会。11月23日(木)13:00〜
         金子弘美さんと、薩摩琵琶の中村鶴城氏にも共演お願いしました。
         裏方をご住職様自ら動いてくださって何だか申し訳なく思ったのですが、
         演奏後とても喜んでくださって、早くも来年の企画を・・というお話しになりました。有難うございます。

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「鯉沼廣行 横笛の会  幻の笛」 10月7日(土)13:00〜、17:00〜 於:鎌倉海蔵寺  伝承企画貫主催
         師である鯉沼先生の年に一度の鎌倉での演奏会に共演させていただきました。
         共演者はもう一人ギターの辻幹雄氏。

     CD「鯉沼廣行篠笛小曲集 幻の笛」(コジマ録音)
        1991年の録音なので、初版の解説書には自分は旧姓で出ていたのですが、
        これが今年リニューアルされて、その記念演奏会ということでした。
        比較的新しい生徒さんにも好評のCDです。


「月かぐら 〜笛と太鼓のコンサート〜」11月12日(日)10:00〜
         川越市立霞ヶ関北小学校 第四回家庭教育学級 公開講座
         横笛:大野利可 太鼓・舞ほか:金子しゅうめい 横笛・三味線:木村俊介

 実は娘の小学校です。しかも実は自分がPTA役員です。成人教育委員といって、年5回、家庭教育学級という主にお母さん方を対象とした講座を企画・運営することが使命です。これはその中の公開講座ということで、子供達や地域の方達も参加可能、というものでした。こんな形でコンサートが実現したのは、スタッフであり仲間である北小成人教育委員の皆さんの暖かくもありがたい推薦のお陰です。



 素晴らしい共演者に恵まれました。プログラムは、曲目を聞いてもどんな曲かわからないようなオリジナル曲を中心に組みましたが、楽器の良さを生でじっくりと聴いていただけたのではないかと自負しています。演奏以外にも、楽器の材質の話しや、太鼓のワークショップ、創作舞や、伝統の獅子舞などいろいろ盛りだくさんな会になりました。では、皆さんのご感想から。

♪笛の吹雪、太鼓の柔らかい綿雪のような音、三味線の力強さ、とても素晴らしい演奏を生で聴けて嬉しかったです
♪和楽器であれほど豊かに表現できるとは知りませんでした。素晴らしかったです。
♪和楽器の音色が心地よく、心を満たしてくれました。
♪普段、生で聴くことのできない音に触れられ凄く感動し、心を伝える講義がとてもありがたく感じました。
♪実験的に楽器の構造などを演じていただいたことが凄く良かったです。
♪獅子の動きが生きているようで面白かったです。



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   2006年、そのほかのいろいろ。 


  御畳瀬ひもの祭り

 太鼓・舞、そのほかいろいろやる金子しゅうめいさんに誘われて、四国は高知、御畳瀬(みませ)のひもの祭りに遊びに行きました。まだ始まったばかりのお祭りですが、今年(2006年)の3月に2回目、12月には3回目のひもの祭りがありました。
 御畳瀬というところは、無知な私は始め「何て読むんだろう・・?」と思いましたが、高知民謡のよさこい節に「みませ〜みせましょ、浦戸をあけて、月の名所は桂浜」と歌われている由緒ある土地です。唄の通り、まさに桂浜に続く場所で、とても小さな町ですが、とってもあったかい(人も季候も)ところです。町のあちこちにひものが干してあります。
 ここで金子さん(普段、金太さんと呼んでいるので以下金太さんと書きます)が何をしたのかというと、まずは子供達と獅子頭作り。といってもダンボールと墨を使って。誰でも個性的な顔ができます。私も一度作りました。
次に、それを使って簡単に舞の練習。
練習が終わると、さてそれでは町へ繰り出して練り歩きましょう!と、こんな感じですが、もう町全体が子供達の舞台のようです。
ふだん出てこないおじいちゃん、おばあちゃんも子供達の晴れ姿を見に表へ出て来てくれます。
「良い事がありますように、って頭をかむんだよ。」 金太さんが言うと、子供達は真剣そのもの。
道行く人を見つけては近づいて行って頭を噛んで来ます。
特に難しい決まりはないんだけれど、気持ちが大事!
一生懸命取り組んで、みんなとっても良い顔、それを見ているとこちらもほんわかした良い気分になってきます。
「どんなに伝統のあるお祭りも、最初は誰かがやろう、って言って始めたんだ。」
「これが50年続いたら立派な伝統になっていくんだよ。」
干物のならんだ小さな通り、潮の香り、空ではトンビが輪を描いている下で、子供達が練り歩き、金太さんがドンコドンコやっている隣でヒョロヒョロと即興を吹いている私は、ひょっとしたらこういうところから何か面白いものが生まれて来そう!とワクワクします。こんなことがお祭りを続けていく原動力かもしれません。
 コンサートともある種共通するのですが、こんな風にそこにいる人達と場を作っていくのが私達の仕事で、これは一度味わったらホント、やめられないです・・

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  発表会いろいろ   

 「第23回横笛会(ようじょうかい)発表会」 3月21日(祝) 3月26日(日)於:横浜能楽堂 
         2日間に渡る大きな発表会。鯉沼先生に笛を習っている人を中心に、それ以外の人でもとにかく笛好きの集まる場です。民謡、長唄、独奏曲、二重奏曲、琵琶・筝・三絃との合わせものや、鼓・太鼓との古典など。

 喜多流「華の会」 4月29日(祝) 於:杉並能楽堂 
         謡曲・能楽囃子愛好者の発表会

 「よみうり文化センター川越 15周年記念フェスティバル」 6月25日(日)  於:本川越PePe5Fアトラスホール
         大野のクラスとしては2005年9月に開講してまだ1年未満の生徒さん達。
         時間はわずか10分間でしたが、立派に発表できました。

 「神奈川県中学音楽研究会 2006年夏期実技研修会」 8月18日(金) 於:麻生文化会館
         発表会ではなく、中学の先生方を対象とした研修会。
         筝・三絃演奏家の富元清英先生と。午前が筝、午後が笛、最後にアンサンブル、という流れ。
         大野は笛の講師として参加させていただきました。

 「朝日カルチャーセンター千葉 サマーフェスティバル」 8月26日(土) 於:三井ガーデンホテル千葉2階チャペル
         年々パワーアップしている千葉教室の皆さんの発表会。
         選曲にはいつも頭をひねりますが、堂々40分間の発表でした。

 「保寧寺&江東区 交流会」 10月14日(土) 於:騎西町保寧寺
         騎西町保寧寺で大野と稽古している5人のメンバーと、江東区の中盛氏を中心とした笛愛好家の皆さんとの交流会。今回、中盛さんのお声がけにより、初の試みが実現しました。お教室に関係なく笛好きな方がたくさん参加してくださり、大分後の方では古筝のウリアナさんも遊びにきてくださったりで、何だか楽しかったですね!
         保寧寺メンバーは、家主の和尚さんが年末に素敵な名前をつけてくれました。
         「保寧寺 友笛会」。この友笛会を、ゆうじょうかいって読んだらどうかな・・と思っています。

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   川島町の伊草獅子舞と、川越的場の獅子頭

 毎年9月15日に一番近い日曜日に行われる、埼玉県比企郡川島町伊草の祭礼。ここで活躍するのが大獅子・中獅子・女獅子と幣追い、花笠で舞う伊草ささら獅子舞です。
今年は9月17日(日)が祭礼当日でした。
今年、自分は前日16日の”揃い”と、当日朝の拝殿、そしてもちろん祭礼と、フル参加させていただきました。
年々子供達も上達して、先輩が後輩をみる良い循環もあり、強制でなく、こうして一人一人の居場所があるっていうのはとても貴重なことだな、と思います。
変な事件の多い昨今だけど、ここの子供達は大丈夫!と思えます。
毎度ながら保存会の皆さんのご尽力に頭の下がる思いです。
微力ながら自分にもお手伝いできることがあるということに、幸せを感じます。

 川島町は、我が家からは近いのですが、いわばお隣の町。
私の住んでいる川越市は、川越祭りで有名な土地ですし、獅子舞の伝承のある地域もありますが、自分の住んでいる地域で今まで獅子舞を見たことはなく、この地区に獅子舞の伝承はないもの、と思っていました。
ところが、実はあった!のです。残念ながら大正時代までだったようですが・・・
 川越市立博物館が平成11年に発行した「第15回企画展図録・悪疫退散・五穀豊穣−川越の獅子舞」によって
川越市的場の獅子頭、というものが存在することを知り、しかも娘の通っていた幼稚園の園長先生が住職をしていらっしゃるお寺に保存されているとの記載を読んで、さっそく尋ねてみたところ、現在は市立博物館に保管を委託しているとのこと。

 上記の伊草獅子舞保存会の方達、それからこういうことに興味のありそうな人を何人か誘って、川越市立博物館へ見学に行きました。
大きな長持ちの中から、丁寧に和紙にくるまれた三種類の獅子頭、衣装、笛、太鼓、ささら、軍配、花笠・・・果ては練習用の獅子頭まで、出るわ出るわ!!立派な品々!!
なぜ伝承が絶えてしまったのかは分かりませんが、物凄いお宝大発見をしたような気持ちになりました。
私はどうしても笛に目が行くのですが、六孔で煤竹製、現在川島の獅子舞で使っている獅子田作五笨調子よりも少々小ぶりな笛達でした。
果たしていつの日がこの獅子達が息を吹き返す時がやってくるのでしょうか・・?



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   追悼:沼田曜一先生

 平成18年(2006年)4月30日、前日の29日に俳優で民話の語り部、沼田曜一先生の訃報が届きました。大正のお生まれで、81歳でいらっしゃいました。

 私は舞台の仕事を始めた当初、沼田先生の語りの舞台にご一緒させていただいて日本のあちらこちらに連れて行っていただいた時期があり、本当にいろいろなことを学ばせていただきました。
 この仕事はその後もゆったりと続き、2005年3月27日前橋市での公演にご一緒させていただいたのが、私にとっては沼田先生とご一緒した最後の公演となりました。それまで、語りの公演は数え切れない程なさって来られて常にご自身の一部でいらしたと思いますが、前の年にご病気をなさっていらしたので、珍しく「事前にリハーサルを是非、」とおっしゃられ、そのようにして本番に臨まれました。そんな訳で、少々ご体調を心配しましたが、私の心配は何と愚かかと思える程、全く以前と遜色のない味わいのある、それは素敵な語りでした。公演に駆けつけてくださった旧知の方もいらして、「お互い年をとりました・・」と笑顔で語り合われていたご様子に、暖かいものを感じました。
 いつもいつも、尽きることのない夢を語っていらして、まだまだ道半ば、という気概を常に持っていらしたように思います。そのことを思うと、とても残念です。深い感謝を込めて、ご冥福を心よりお祈りしたいと思います。

 生の語りを聞く事は叶わなくなってしまいましたが、沼田先生は、「むかし語り十二夜」(日本通信教育連盟)という百話、十二巻のCDを残されていますので、ご興味のある方は是非お聴きいただけたら、と思います。


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