2010年 目次  タイトルをクリックするとそこへとびます。

CD「篠の音取り」

川越舟唄

さくら

道樞

春の海

七夕の調べ

風と光と

祭の晩

大陸へ

その他

着物・花SAKU



CD「篠の音取り」 10月1日発売  内容については→CDのご案内

2010年の演奏活動の中で、コンサートに劣らず達成感のあった出来事は、
鯉沼廣行師の作品を集めたCD「篠の音取り」を完成することができたことです。
このCDを作った理由は、ジャケット内にも書きましたが、簡単に言うと、いろいろな方に
もっとこれらの曲を知ってもらいたいし、作曲者以外の人にもっと演奏してもらいたい、と思うからです。

CD製作は3枚目ですが、何だかんだと演奏以外の慣れない作業、見当のつかないことに直面したりもします。
どうしても人を頼らねばできないこともたくさんあります。ちょっと子育てと似ているかな・・・

録り始めたのは2009年でしたが、録り直しがあったりして、当初思ったよりも時間がかかりましたが、
出来上がってみれば、時間がかかったことは無駄ではなかったと思えます。
欲を言い出せば、あれもこれも・・と自分に足りないところが際限なく見えて来るものの、
自分にとっての夢がひとつ実現した、と思えること自体が大変幸せなことでした。


2010年のCD製作は実はもう一枚、中国古箏のウリアナさんと作ったCD「陽春白雪〜篠笛と古箏の出会い」を
年末ギリギリにプレスに出すことが出来ました。
年を越してしまいますが、2011年1月15日のコンサートで皆さんにお披露目することができそうです。


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川越舟唄

2009年春ににドイツ公演ご一緒させていただいた川越少年少女合唱団 団長の熊谷三先生より
「川越舟唄」という曲の存在を教えていただいたのが、多分その少し前だったと思います。
五線譜に採譜した譜面をいただきましたが、実際にどんなふうに唄われていたのだろう・・・と思い、
近所の図書館で音源を捜し、民謡歌手の方によるいくつかの演奏を聴くことができました。
又、合唱曲「川よ昔は」(こわせたまみ作詞 若松庄司作曲)の中にも川越舟唄の片鱗が登場します。

民謡に詳しそうな方にも尋ねてまわっているうちに、埼玉の民謡をこよなく愛する民謡歌手の小沢千月氏のお名前を知りました。
思い切って小沢氏にお手紙を書いてみたところ、丁寧なお返事をいただき、ご自宅で会っていただけるとのこと、
知人で民謡愛好家、小沢氏のファンでもある北原和幸氏と連れ立って伺い、お話しを聞くことができました。
2010年2月20日のことです。

小沢氏のお話は、ご自身が民謡の世界へ入ることになられた成り行きから近頃の活動について、
又、川越舟唄に限らず民謡を歌われる時に心掛けていらっしゃること、など私にとって興味の尽きないものでした。
川越舟唄に関しては、川越在住の斎藤貞夫さんという方がよく研究なさっていることを教えていただきました。
又、小沢氏のお嬢さんの千芽々さんは、笛をなさる方でいらしたり、と、新たな世界の開ける貴重な出逢いとなりました。

この出逢いが嬉しかった私は、今度は川越を愛する地元の友人と、斎藤貞夫氏に会いに行きました。
川越舟唄についての貴重なお話しや、資料を見せていただくことができました。11月11日のことです。
続いて、そうめん蔵など、当時の面影を残している伊勢安さん(斎藤さんのご実家でもあります)をご紹介いただき、
見学させていただくことができました。
新河岸川舟運に使われていた船は、私の想像よりもはるかに大きなもので、
船頭、という職業は、例えば男の子が憧れる電車の運転手とか飛行機のパイロット、のように、
当時はさぞやカッコイイものだったのではないか、と想像できました。

年も押し詰まった12月30日、突然、斎藤氏より連絡をいただきました。
舟唄を実際に歌いながら仕事をしていた最後の船頭さんである、押田金太郎さんの歌った川越舟唄の録音が見つかった、
というのです。
はやる気持ちを抑え、年明けて2011(H23)年1月6日、再び斉藤氏を訪ねることとなりました。

件の録音テープは、川越夜舟の舟唄の説明と、「唄い手、もと船頭、押田金太郎60才」という声から始まっていました。
押田金太郎さんは明治26年生まれとのことですから、昭和28年頃に録音されたのでしょうか・・。
今まで聴いたどの川越舟唄とも違い、でも当たり前ですが、やはりまぎれもなく川越舟唄で、唄というものが
人の営みの中から自然に涌き出るものだ、ということを改めて感じさせてくれるような、とても自然な唄でした。

続いて聞こえて来た音は、NHKの民謡番組のようです。三兄弟の紹介、よく聞き取れないところもありますが、
押田源之丞、喜左衛門、と名乗られているのが聞こえます。
続く舟唄は斎藤氏のお話しではもと女船頭の砂川さくさんの唄うもの、とのことでした。
唄そのものはごく短いものでしたが、唄の後アナウンサーの声で、「85歳の方も良い唄を聴かせてくれました」と聞こえます。
砂川さくさんは、明治28年の生まれだそうですから、これは昭和55年頃の放送なのでしょうか・・。

続いて、原田直之、円山涼子、鎌田栄一といった方達の演奏テープを聴かせていただき、
歌詞は共通するところが多いものの、旋律はそれぞれに随分違うものでしたが、
それぞれに味わい深く、そして特徴がある、と感じました。


ちょっとした発見をひとつ。
川越舟唄は、唄の合間に「アイヨノヨトキテ夜下リカ」という合いの手が入ります。
歌詞を紹介した書物にはたいてい、”夜下リ”、と漢字で表記してありますが、
採譜の譜面には”ヨサガリ”とカタカナで表記されているので、初めに押田金太郎さんの唄を聴いた時は、
”ヨサガリ”と唄われているものと、初めから思い込んで聴きました。
その後聴いた民謡歌手の方の歌われるものの中で、ひとつだけ、「ヨクダリか」と合いの手の入っているものがあり、
あれっ?と思い、その場で、もう一度、押田金太郎さんの録音を聞き返してみました。
そうしたら、何と! 今度は何度聴いても「ヨクダリ」としか聞こえないのです。
ヨサガリでもヨクダリでも、間違いではないのでしょうが、書かれたものから受け取った思い込みというか、
情報、影響の大きさを感じました。こういうことって、日常生活の中にもよくあることかもしれません。

H22年 4月12日  高遠城址公園さくら祭り
H22年 5月15日  川越市女性団体連絡協議会 交流会
H22年 7月 7日  七夕の調べ  共演:日比和子(笙) 鈴木絵理(篳篥)
H22年 9月11日  ちいろば30周年記念講演
H22年11月25日  大和市産業人表彰式
H22年11月27日  友笛会発表会@保寧寺
H22年12月 1日  霞ヶ関東中学校 家庭教育学級

にて、笛一管で自分なりの川越舟唄を演奏させていただきました。
特に、ちいろば30周年記念 では、「川越舟唄追想」として、ある程度自分なりに
まとめたものを演奏させていただきました。

が、押田金太郎さんの演奏を片鱗でも聴かせていただいた今、
この曲もまだ進化するかも・・・とも思っています。
大切に育てていきたいと思います。


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さくら

「さくら」は、コンサートに限らず、ちょっとした場でも、恐らく演奏する機会が最も多い曲のひとつです。
プライベートですが、4月29日〜4月3日にイタリアの高校生が我が家に泊まりに来ました。
ちょうどさくら満開の季節で、一緒にお花見に出かけたことは、素敵な体験でした。
彼女がいる間、笛の仲間と一緒に「さくら」を聞いてもらう機会もありました。
私達がこの曲を持っていて、演奏できることは、それだけで充分世界に誇れること、と思います。

H21年12月 6日  川越少年少女合唱団 ファミリーコンサート
H22年 1月28日  川越法友会 新年会
H22年 1月31日  音楽で楽しく認知症予防@川越市民会館
H22年 2月 8日  陽春 はまなすの集い ミキグループはまなすの会主催
H22年 4月12日  高遠城址公園さくら祭
H22年 5月16日  来て・見て・知って 川越人!川越商工会議所主催 (川越少年少女合唱団と)
H22年 6月 5日  鯉沼廣行 横笛の会 道樞

にて、「さくらに寄す」(鯉沼廣行編曲) 「さくら さくら」(三枝成章編曲) などを演奏させていただきました。


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横笛と大太鼓のための”道樞”

CD「篠の音取り」にも収録させていただいた、鯉沼師の作品です。
私が初めてこの曲の演奏を聴いたのは、1985年6月6日第9回鯉沼廣行 横笛の会(梅若能楽学院)にて、
笛は作曲者の鯉沼師、太鼓は現・若山社中の鈴木恭介師の演奏で、いっぺんで憧れの曲となりました。

自分が演奏させていただいた最初は、H4年3月29日横笛会発表会(梅若能楽学院)にて、
太鼓はシン岡部氏で、岡部さんとはその後、何度かこの曲をご一緒させていただいています。
自分がご一緒させていただいたのは、そのほかに鈴木恭介氏、重草由美子氏で、
CDには重草氏の演奏で収録させていただきました。

H22年6月5日 鯉沼廣行 横笛の会 @鎌倉光明寺 伝承企画”貫”主催 は、演奏会のタイトルもずばり、「道樞」
作曲者である鯉沼師の笛と、重草さんの師匠であり、初期の頃この曲を演奏なさっている望月左武郎師との共演、とあって、
皆にとって楽しみなことこの上なく、又、スタッフの意気込みももの凄い会となりました。

私は二重奏の「刈干切唄」「風聞」「風の詩」 ソロの「小諸馬子唄」「さくらに寄す」「青葉の笛」で、
演奏に参加させていただいたので、純粋にお客様として楽しむ、という訳にはいきませんでしたが、
コンサートを創る側として参加させていただいたことは有難く、得難い体験でした。

プログラム本編はもちろん、蓮池のあるお庭でのアンコールも含め、演奏者とお客様と、会場とスタッフと、
全体でその場の空気を作っていく、という主催者の想いが形となった会だったかと思います。

H22年 2月 8日  陽春はまなすの会 ミキグループはまなすの会主催
H22年 4月12日  高遠城址公園さくら祭
にて、笛:大野、太鼓:重草由美子で、演奏させていただきました。


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春の海

言わずもがなな、宮城道雄作曲の、箏と尺八の名曲です。
歴史的には、ヴァイオリンやオーケストラで演奏されたりもして、
五線譜のわかる方にもとらえやすく、国際的になるべくしてなった邦楽だと思います。

H21年12月 6日  川越少年少女合唱団 ファミリーコンサート
H22年 1月31日  音楽で楽しく認知症予防 川越市地域包括支援センター小仙波主催
H22年10月23日  第26回青少年健全育成川越市民大会
にて、川越少年少女合唱団のピアニスト 新井彩香さんと。

又、H23年1月発売予定のCD「陽春白雪」の中で、中国古箏のウリアナさんと、大野の篠笛とで演奏しました。
組み合わせの妙を楽しんでいただければ幸いです。


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七夕の調べ
H22年 7月 7日 北とぴあ カナリアホール

ちょうど一年前のH21年7月7日年に朝日カルチャーセンター千葉の主催で、笙の日比和子さんをゲストに開いた
七夕コンサートが好評でしたので、今年も何とか実現したいと思いました。
篳篥の鈴木絵理さんにもご出演をお願いし、皆さんになじみやすい選曲を心掛けました。

古典と「通りゃんせ」以外は全て演奏者による編曲で、リハーサルもとても楽しかったです。

ちなみに、「通りゃんせ」は、♪通りゃんせ、通りゃんせ、ここはどこの細道だ〜 の有名なわらべうたで、
篠笛の稽古でもよく取り上げる曲ですが、
今回は、雅楽の芝祐靖先生の編曲のものを、笙の日比さんのご紹介で編曲者である芝先生にご許可を得て
演奏させていただきました。
同じ曲でも 雅楽のテイストがちりばめられていて、成程・・・と感じることが多く、今回、個人的には
密かに(?)一番練習したのがこの曲だったかもしれません。

七夕の夜、皆さんに星空に思いを馳せていただける時間を作ることができていれば良かったと思います。


星空続きで、
H22年7月31日、戸田天文同好会主催「星と音楽の夕べ」にて、
佐藤百子さん(篠笛)と共に、演奏協力させていただきました。
プラネタリウムでの演奏は、本当の暗闇の中、コンサートとはまた違った空間ですが、
純粋に音の世界に入り込めるようにも思います。


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夕焼けコンサート〜時の流れを感じてほしい〜今宵、篠笛とパントマイムが出会う
H22年7月10日 越谷市男女共同参画支援センター「ほっと越谷」主催

「風と光と」と題して行っているパントマイムの清水きよし氏との共演。
今年も実現できたこと、主催者と、協力のA・C森の風 坂本雅子さんに感謝です。

tanabata-yu.pdf へのリンク


祭の晩

しばらくご一緒する機会の遠のいていた劇団こころ座の風間操さんの語りとの共演が、
今年はしばらくぶりに実現しました。

心新たに新作に挑戦!
宮澤賢治の「祭の晩」です。

H22年 9月11日 ちいろば30周年記念@川越西文化会館メルト
H22年11月25日 大和し産業人表彰式 第2部 記念アトラクション@大和市保健福祉センター
にて、披露させていただきました。
語りとの共演も、私にとってはずっと続けて行きたい大きなテーマのひとつです。

平成22年度産業人表彰式ポスター.pdf へのリンク


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大陸への想いは相変わらず続いています。
中国古箏のウリアナさんとは、今年一緒にCDを創りましたが、
コンサートとしては、
H22年 5月23日 ギター文化会館(茨城県石岡市) の、素晴らしく響きの良い会場でのコンサート、
H22年10月 2日 十五夜ワインコンサート@桶川べに花ふるさと館 の、野外コンサート
が、それぞれに印象的な会でした。



その他

発表会関係

H22年 3月7日・13日 横笛会発表会@横浜能楽堂
H22年 9月20日    朝日カルチャーセンター千葉 フェスティバル2010
H22年10月10日    童謡・唱歌フェスティバルIN川越 2010
H22年11月27日    友笛会発表会@保寧寺
H22年6月19日・12月18日 囃子平成会@野村舞台


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着物・花SAKU

和の生活マガジン 花SAKU 平成23年睦月号
「出逢えてよかった Interview きものとわたし」というページに載りました。

演奏の時は、たいてい着物ですが、このような取材をしていただけるとは、
思いもよらないことだったので、取材当日は撮影はありません、と言われていたにも
かかわらず、ちょっと張り切って着物で出かけてしまいました。
笛を始めた頃の懐かしい出来事などもお話しさせていただき、楽しいひとときでした。
そして改めて、笛と着物には共通点がたくさんあることも再認識しました。

普段、どちらかと言うと音にばかり神経が行っていて、視覚的なことに無頓着になりがちなのですが、
人様の前に立つことの多い仕事なので、やはりおしゃれ心も忘れてはいけないですね。
今年は素敵なバレエの先生方と知り合いになった時にも、やはりその辺りを少々認識しました・・・
いろいろな方との出会いはいつも刺激的で嬉しく、有難いこと、と思います。


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