第1分野 科学技術と人間
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| 「ろうそく」とは、動物や植物の脂肪、蜜蜂がつくる蜜ろうなどに糸をよってつくった芯を浸すことによってつくられたものです。 日本の和ろうそくは、木や植物(い草など)の周りに紙をまいたものを芯とし、ハゼやウルシの実からとった木ロウを塗り固めたものです。 リサイクルの道筋が確立されていた江戸では、ろうそくをリサイクルし新たなろうそく製品として流通させていたと言います。 台所から出る天ぷら油の廃油を利用して手作りキャンドルとして生まれ変わらせるというのはなかなか楽しい実験だと思います。 |
・天ぷら油(使用済みでよい) 300cc ・天ぷら油凝固剤 1包 ・たこ糸 ・割り箸または楊枝 ・紙カップ・プリンカップなど ・アロマオイルなど匂いつけをお好みで |
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1 今回使った天ぷら油凝固剤。 ひまし油の成分を利用し、天ぷら油をカゴ状に取り囲み、物理的に油を固める働きがあります。 本来の目的は天ぷら油を固めて燃えるゴミに捨てるためですが、今回は油を固めてろうそく状にするために使います。そのため、本来の使用量の倍量を使用します。 (本来は油600ccに1包) |
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2 芯をつくる たこ糸を2つ折りにし、よりあわせます。油の中につるすために楊子や割り箸をつけておきます。 |
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3 容器を準備する 小さな紙コップやプリンカップを用意します。注ぐときの油の温度は80℃以下なので、耐熱性にはあまり注意がいらないと思います。 |
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4 油を加熱する 天ぷら油を80℃以上になるまで温めます。 凝固剤は80℃になれば非常に簡単に溶けるので、100℃以上に加熱する必要は全くありません。 *最近この凝固剤をつかった際の火災が多く報告されています。多くは油を温め直そうと天ぷら鍋を再加熱したまま忘れてしまうケースだそうです。目を離さずにやりましょう。 この情報については東京都のHPなどに詳しい情報が掲載されています。 |
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5 凝固剤を入れる 必ず火を止め、油の温度が80℃程度に下がったことを確認して、凝固剤を入れます。 凝固剤を入れると油の発火点が30℃ほど下がります。そのため、あまり熱いうちに凝固剤をいれると発火の危険もあります。80℃程度温度計で確かめて。 |
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6 このろうそくは燃焼時油くさいのが難点です。気になる人はアロマオイルやハーブそのものを練り込んでもいいでしょう。必ず火を止めた状態で入れましょう。 |
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7 カップにいれて冷やします。このようにバットに氷水に入れ、急冷しても大丈夫。 このとき、芯に油が十分に付くようにしておくとうまく燃えます。 |
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10分後。もやもやとした固まりが見られます。 |
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20分後。かなり固まってきたようです。 |
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1時間後。ほぼ固まり、周囲のカップの壁と隙間ができてきます。 |
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8 カップから取り出し、完成です。このようにアルミカップや皿を利用すると、燃焼時の後始末が簡単です。 |
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燃えにくい場合は、芯の根本の方に火をつけてみましょう。 |
科学読み物としては古典ですが、ファラデーの「ろうそくの科学」には、さまざまなろうそくやろうそくの炎などについて詳しく書かれています。翻訳されたサイトがありました。 http://www.genpaku.org/candle01/candlej0.html これによるとろうそくの材質も「木ロウ」「蜜ロウ」の他、鯨の脂、牛脂、ステアリン酸、パラフィンなどが使われています。科学的に「ロウ」といっている物質は何かというと、「脂肪酸と1価アルコールからなる固形エステル」だそうです。しかし、実際には固形でろうそくに使われているものは皆「ろう」であると用いています。。 |
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